ゥチらの不思議な国
いわずもがな知れた、日本三大テーマパークというものがあります。
ディズニーランド、
ですね。
お恥ずかしながら私、その恵那峡ワンダーランドに行った事がなくて。
この度、行ってみましたとも。
きっかけは、友人と就活イベントに訪れ、ほぼ何もせず帰路についた時。
「ねえ、知ってる?」
地獄通信のような問いかけから始まった、恵那峡ワンダーランドのプレゼンテーション。
あまりにも個性的『すぎる』恵那峡の仲間達との出会いの瞬間は、忘れる事ができません。お気に入りの仲間達を中心に、当日の様子を振り返ってみましょう。
恵那峡ワンダーランドの魅力①:キャラクターが可愛くない
え?テーマパークなのにキャラクターが可愛くない?こう思いますよね。
ディズニーにも、USJにも愛しいキャラクターが居て、ディズニーなんかはそのキャラクターのためにお地蔵さんになる人がいるくらいなのに。
愛くるしいキャラクターに翻弄される人間・・・それがゥチらな訳ですが、恵那峡ワンダーランドの愛くるしいキャラクターたちがこちら。
顔がケツみたな双子のわんこ。
威圧感の凄いリス。
パンダと花みたいな赤ちゃん、まじこわい。
人間に「黙れよ」と言われた熊。
たぶん足の遅いロボ。
恐竜。
どうですか?皆さんの中にトキメキは芽生えましたか?私は芽生えました。
この感じがね、たまらないですよね。
彼らがアイデンティティとしてる様々な部分を簡単に省いて親しみを持たせている、世間の「キャラクター」とは一線を画す。
ありのままを愛するよ私は。人も、人以外も。
私は姿勢良く走ってるロボが見たくて見たくてたまらんかったんですよ。言うなれば恋。グーグルマップに晒された彼を見た時から、彼の事が忘れられなくて・・・。
念願叶って彼の上に乗ることができたので私は今日から既婚です。
恵那峡ワンダーランドの魅力②:おばちゃんが作ってくれるソフトクリーム
恵那峡ワンダーランドには、いくつかのソフトクリーム売り場があるのですが、その酒類の豊富なこと。何種類あったか忘れたけど、10種類以上はあったんじゃないですかね。
私は歯磨き粉を愛しているので、当然チョコミントを購入しました。
売店のおばちゃんが「アイスがかたいねえ」と言いながらソフトクリームを巻き巻きしてくれます。
い、愛し~~~~!!!!!!!
おばちゃんがとっても固いアイスをむりやりソフトに巻いてくれた事がいやというほど伝わります。総勢5名で行ったのですが、全員のアイス(愛す)が傾いていました。
こんなに人間味を感じてこころあたたまる事ある?
完璧なソフトクリームはバエるし素敵だけれど、恵那峡ワンダーランドや人間のぬくもりを感じたいなら絶対にこちらが良い。私は人類で一番寂しがり屋なので、当然後者なわけです。
恵那峡ワンダーランドの魅力③:人があたたかすぎる
まじでこれ。ありえないほど過疎ってるので、入園してまず最初に思うことは
「スタッフのおじさん多っ」
です。
おそらくシニアスタッフがとても多いと思うんですけど、客の5倍ぐらいスタッフがいる。しかも客はいないので暇なおじさん達は至る所で集会を行っています。
パターゴルフの会場なのかな?
念のため申し上げておきますが、お仕事をサボっているわけではないですよ。
乗り物に近付いたら「乗る?」みたいな感じで近付いてきてくださりますし。やたら数が多く、客の数を遙かに上回った結果、井戸端会議しかする事がないだけで。
成人した男女が年甲斐もなくわいわいしているのに、
「ジェットコースターはメンテナンス中だから後で来た方が良いよ!」(聞いてない)
ですとか、
「写真はここから撮った方が上手く撮れる」
などのアドバイスをちょこちょこ挟んでくれるわけです。
あったけ~。
他にも色々。私は一日使えるフリーパスを使っていたのですが(いちいち金を払うのは面倒なのでフリーパスを推奨します)、
ジェットコースターに乗った時にまず言われたのは
「ほんじゃ、何周する?」
これ。
待っている客もいねえから無限にジェットコースターが周回できる。
なんとなく2周させてもらって、身体がバキバキになったので降りましたが
もう終わりなの?という顔をされました。
あったけ~。
極めつけは終園間際に観覧車に乗ったとき。
ふと舌を見下ろすと、なんということでしょうか。
5~6人ほどのおじさんたちが密集して、こちらに手を振ってくれている!!
こちらも大興奮ですよね。観覧車に乗ってて、下のスタッフ軍団から手を振って貰えた経験なんてありませんから。下にスタッフ軍団がいたこともないですけど。
あったけ~。
てか、そんぐらい客がいません。
あの過疎ってる感じも好きですけど、閉園したら困るのでもう少しお客さん来て欲しい。
おわりに
こんな感じで簡単に恵那峡ワンダーランドについて語って参りましたが、いかがでしょうか。正直何も知らずに行って欲しい気持ちもあるので、かなり要点を絞りましたが、あのワンダーランドが持つ「味」の部分が少しでも伝わっていたらと思います。
ついでに、さらに恵那峡を楽しむためのポイントをいくつか。
・フリーパスを使用する。(前述の通り)
・ワンダーランドに行く前に「銀の森」に寄る。
・怪しげな橋があったら渡る。
以上3点を胸に、皆さんもワンダーランドに訪れて貰えたらと思います。
それでは、最後にこの言葉でしめましょう。
ワンダー!ワンダー!
エナワンダー!